花柳もしほ日本舞踊教室-神奈川県横浜市の日本舞踊教室

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第6回つぼみの会(令和4年4月24日開催)

今年もコロナ禍で開催が途中まで危ぶまれたつぼみの会も、皆様のご協力により第6回目の開催となりました。今年は会場を桜木町にある横浜能楽堂に移しての開催。舞台の立派さに負けず、皆が自分の力を出し切ることができたように思います。また来年の開催に向けて一年間稽古を重ねられればと思います。
このホームページを初めてご覧になった方は、写真や皆様のコメントを通じて教室の雰囲気を感じて頂ければ幸いです。

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令和4年度つぼみの会の参加者の声

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初めてのつぼみの会は緊張し過ぎてガチガチでした。

しかし、どんどん経験を重ねていくうちに今回、三回目はお客様の前で踊るのも緊張しなくなり、リラックスして楽しく踊れるようになりました!

これは支えてくれた先生、先輩方のおかげです!
次回のつぼみの会へ向けてこれからも頑張っていきたいです♪

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初の二枚扇での難しい振り付けを舞台でやり切ることができ、見にきていた両親によかったと言ってもらえて本当に嬉しかったです!

また、今回が久しぶりのつぼみの会参加であったことに加え、なかなかお稽古に行くことができず不安でいっぱいでしたが、もしほ先生のおかげで最後までやり切ることができました!

踊りが終わったあと、素敵だったと言っていただけて頑張ってよかったと思えました!

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曲の人物や背景を調べ、会までに一回でも多く踊ろうと練習し、やれることはやったと臨んだ舞台はとても楽しく、特別なものになりました。

また、先生や他の生徒さんの踊りを拝見し、とても刺激を受けました。自分が納得できる踊りを目指してこれからもお稽古に励みたいと思います。

たくさんの方々のお力でこのような素晴らしい舞台に立つことができました。ありがとうございました。

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日本舞踊を習い始めてあっという間に5年目。
つぼみの会を出来なかった年もあり、お客様を呼んで、会ができる喜びを改めて感じました。

また今年は、同じ曲を前半・後半で分けて、先輩と一緒に踊らせて頂きました。普段は1人で1曲踊るので、先輩と声をかけ合ったり、交流が増えた事もとても嬉しかったです。

個人的には少し反省が残りますが、来年のつぼみの会に向けて、また頑張ります。

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今回で4度目のつぼみの会でした。以前までは、間違えないように踊らなくては!!という気持ちばかりでしてたが、仲間が頑張っている姿を見て、感じて、また自分も同じ舞台で踊れる事にしみじみと幸せを感じました。

日本舞踊は大体1年に1曲〜2曲お稽古していただきます。もっと沢山習いたい!覚えたい!と思っていたこともありましたが、お稽古とともに一年分のいろんな思い出や気持ちも一緒になり、曲を思い出すとその一年の色んなことも思い出します。

今回の汐汲もまた絶対に忘れる事ができない一曲になりました。こうやって毎年曲とともに思い出が増えていくことは日本舞踊を習ったから感じられたことで、季節や一年を以前より大切に思えるようになった気がします。

また新しい一年を新しい曲と共に歩みたいと思います。

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今回のつぼみの会は個人的に学びの多いものでした。

毎年春が近づくと焦りで心が忙しなく、本番前はちゃんと踊らなくてはという思念に取り憑かれるため正直なところ発表会は好きではありません。さらに今年は色々と忙しく過去1番に練習する余裕がないまま本番を迎え輪をかけて憂鬱でした。例年であれば何とかして自分をうまく見せたいという見栄でいっぱいになるものの、今年は見栄を張るだけの練習量もなかったことで逆に開き直りの境地に達し、人の目は気にせず自分が楽しければよいという気持ちだけが残りました。

発表会前の黒歴史を更新しそうだという予想に反し、過去一番楽しく踊ることができました。あまりにも不思議な現象だったので会が終わった後に色々と考えてみると、芸歴を重ねたこともあり自分の実力以上によく見せたいという気持ち、自分を飾り立てる気持ちばかりで本質が疎かになっていたのではないかということに思い至りました。日舞を始めたての頃に、半衿が白で帯締めを見せないようにするのは飾りのない心で踊るということなのよ(曖昧な記憶のため意訳)と教わっていたのに、着物や髪型等々に至るまで飾ることばかりに夢中だったと反省しました。自分自身では評価されたい気持ちはほとんど無いと思っていたのですが歴を重ねていくうちに要らぬ欲ばかり増えていたようです。

あまり好きではないと上述しましたが、発表会の良いところは他の方の踊りが見られることです。今年は凪しほさんの賤の苧環、特にその去り際が心に残りました。語彙が少ないので適切に表現できているかは分かりませんが、静御前の思いの強さ、念の重たさのようなものをひしと感じて余韻が素晴らしかったです。それは凪しほさんの練習量は勿論のこと、色々なものを引き受け逃げずに真っ直ぐに生きて来られた凪しほさんの人柄が強くあらわれているように思いました。私もいたずらに歳を重ねるのではなく、幸せも困難もきちんと積み上げていきたいものだと身が引き締まる思いがしました。自身の性格や人生までもが滲み出てしまう踊りとは本当に恐ろしいものだと思います。思えば心に余裕がない人の舞に余裕を感じることはないですし、淑やかさのない人の踊りがおしとやかだったためしはないので当たり前といえば当たり前の事ですが、今年改めて実感することとなりました。

三十半ばも目前ですので日舞の力量は勿論のこと、人間力を底上げしていきたい所存です。

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