第7回つぼみの会(令和5年4月29日開催)
今年も皆様のご協力により第7回目のつぼみの会を開催することができました。今年も昨年に引き続き会場を桜木町にある横浜能楽堂での開催。数年ぶりに制限のない開催で、多くのお客様にいらしていただきました。そのお客様たちの前で、皆が自分の力を出し切ることができたように思います。また来年の開催に向けて着実に一年間稽古を重ねられればと思います。
このホームページを初めてご覧になった方は、写真やお弟子さんのコメントを通じて教室の雰囲気を感じて頂ければ幸いです。
令和5年度つぼみの会の参加者の声
初めての発表会で鎌倉能舞台に立たせていただいた時は、短い曲を踊りました。それでも当時はとても難しく感じ、振りを正確に覚える、本番では間違えないようにする、先生に恥をかかせぬよう心掛ける、という無知故の考えで何とか乗り切ったものでした。会を重ねていく程、少しずつ曲の時間が長くなっていき、今回は以前では考えられない様な長い曲を踊ることができました。
年月を重ね、習う曲も増えていくと、先生に教わった通りに振りを覚えること以外に、想像力を働かせながら世界観を表現することが、少しずつ出来るようになってきました。ここまで微力ながら成長できたのは、先生が根気よく教えてくださったことや、お稽古でご一緒させていただいている方々と切磋琢磨しながら、何とか今まで続けてきたお蔭だと思っています。
これからは年月を重ねたこともあり、下手だから等は通用しないと肝に銘じて、少しでも上達できるようお稽古に励む所存です。
コロナ明けでお客様にも沢山来ていただき、より華やかな会となりました。
先生をはじめ皆さまの演目は毎回思いますがとても勉強になりますし、お衣装を見るのもとても楽しいです。
自身はというと、初めてお道具を使ったり、少し長めの曲でなかなか振りが覚えられず苦労しました。会が近づくにつれ焦りと緊張に押し潰されそうでしたが、先生やお仲間に沢山励ましていただきなんとか心を強く乗り越える事が出来ました。
踊りには性格や癖も現れてしまい、改めて自分と向き合う機会でもあると気付きました。
来年は緊張ばかりではなく、楽しく踊れる様になるのが目標です。
「幕開きの踊りで、会の雰囲気が明るくもなるし、暗くもなるしそれぐらい重要なんだよ」と先生から言われたのでその言葉を忘れずに頑張ろうと思って望みましたが、もう少し明るく踊れたんじゃないかなとか、会の後は頑張りきれなかった自分に対していつも何かしらの後悔が残ります。それでも次は頑張ろうと毎回思うのは日舞が好きだからです。
来年は先生に言われた事を全部出来ました!と言えるように又、1年頑張ります。いつも支えてくれる先生に感謝致します。
自分の番の直前は、喉がやけにカラカラで、いつもは進まないお水がやけに進んでしまう。飲んだからと言って喉が癒されるわけでもなく、飲んでも飲んでもカラカラ。
でも、そんな状況をもワクワクしてしまう自分が今年はいた。
先生に教えていただいた細かいことは緊張で全く思い出せない。これは、いつもの会の通り。
思い出そうとしても意味はなく、体に染み込ませたことしか出来ないのだなと改めて思う。
ただ、「見て!」という気持ちでやりなさい。
それだけは、曲が終わる最後まで胸の中にあった。
いつもは失敗しないところでの失敗。
練習で100%出せても、本番でそれを越えることはまず無いんだなと。
だから、練習での意識を変えようという意識を持つことが出来た。
失敗しても焦らずやって来たことをと、自分の体を信じて集中を切らさず走り抜けられた。
“やって来たフリを思い出して踊る”というのではなく、”今この状況と役を感じながら踊る”そんな感覚だった。
じんわりかく汗も、体の痛みも、気持ちよく感じられた。
今は、踊りきった自分を少し誇らしく思える。
その後のお酒はいつもよりも美味しかったな。
見に来てくださった皆さん、ありがとうございました。
私にとって、4回目の発表会で少し慣れてきましたがやっぱり緊張しました。けれど今回踊らせていただいた「コウノトリ」はコウノトリぽく、鳥のように踊れたと思います!
皆さんと踊った「さくらさくら」との女型、男型の使い分けがとても難しかったです。
これからも次の発表会に向けて皆さんともしほ先生と頑張りたいと思います!
コロナ禍で着物を着る機会が全くない中、先生の計らいで留袖を着て踊ることができました。
毎回舞台の立派さや他の皆さんの踊りに気圧されますが、自分なりに練習の成果を出すことができて、充実した気持ちです。参加させていただき、ありがとうございました。