街の資生堂ショップが
(2023年3月24日)
母の代からお世話になっていた、街の資生堂ショップが今月で75年の歴史に幕を下ろすことになった。
商店街は、今や数件を残すのみ。
個人商店のない街は火の消えたよう…。
母は、説教臭いことは殆ど言わなかったが、「出来るだけスーパーではなく個人商店で買い物をしなさい」と言っていた。
その意味が、改めてよく分かる。
少し気持ちが塞ぎ込んだ時も、お肉屋さんに行って、お魚屋さんに行って、八百屋さんに行って、その時に美味しいものを聞いたり、ちょっとお喋りをしているうちに気が紛れたりするもので、大きなショッピングセンターに行くと、孤独感が余計に増すものだ。
75年前、戦後まもなくに開店した資生堂ショップは、今まで数えきれない人の、「綺麗になりたい」という心を照らし、街を明るくした事だろう。
お弟子さんが、初めてご自分で作ってくれた花束を持ってお礼を申し上げてきました。
とても、とても寂しい。
☆横浜市鶴見区
花柳もしほ日本舞踊教室☆