繋ぐということ
(2018年10月31日)
ここ最近、また一つ歳を重ねた事もあって、次の世代へ繋いでいく、という事を考えるようになりました。
劇的に変わりゆく時代の中で、私達の世代は、親の世代と子供の世代を繋ぐとても難しい役割を担っているのだと思います。
日本舞踊の事で言えば、
今までのようなやり方では、これからの時代では成り立たなくなるでしょう。
稽古場探しだけでも、つい十年程前までは、まだタウンページや稽古事の雑誌で探す方もいらしたでしょう。
(因みにそのまた十年程前は、紹介や、バスの広告、看板などが主流だったと思います)
今、うちのお稽古場にいらしているお弟子さんはほとんどがインターネットでみえています。
たったそれ一つでも、今まで通りのやり方ではなく、時代に合わせて行かないといけないのでしょう。
ただ、なんでも新しいものが良いのかというとそんな事はなく、「芸事」の厳しさや、しきたりの中にある大切な心構えなどは、簡単にしてしまってはいけないと思います。
その取捨選択を、迷いながら次に繋いで行こうという気持ちを新たに致しました。
☆横浜市鶴見区
花柳もしほ日本舞踊教会☆