未来のだるまちゃんへ
(2019年8月21日)
先日、録画していた日曜美術館で、かこさとしさんの特集を観ました。
だるまちゃんシリーズは、子供の時から大好きで、絵本もそのまま取ってありました。
かこさんが、どのような思いで絵本作家になったかを知り、何気なく読んでいた絵本にどれ程の思いが詰まっていたのかを知りました。
敗戦しても、何の責任も取ろうとしない大人達の姿に怒り、自分なりの償いを考えた時、償いの対象は、未来を支える子供達だったという内容でした。
代表作の『からすのパン屋さん』に出てくる沢山のパンや、『だるまちゃんとてんぐちゃん』の沢山の帽子や、下駄などは、子供達に、価値観は様々で良く、自分で選び取っていくもの、と伝えたくて描いたのだとの事。これだけ長く愛されるのには、やはりそれだけの覚悟があったのだと納得し、感激しました。
私は、かこさんの足元にも及びませんが、かこさんの思いを受け、自分の子供だけに目を向けるのではなく、次の世代に繋いでいけるものを紡ぎ出さなくてはならないと思いを新たにしました。
☆横浜市鶴見区
花柳もしほ日本舞踊教室☆