忍び音
(2016年7月11日)
土曜日のお稽古の際、とっても上手にホトトギスが鳴きました。
??
あれ?
ホトトギスって初夏に鳴くのではなかったかな?と思って、お弟子さんのお母様とお話していたところ、やはり最近ご自宅の近くでホトトギスの声をお聞きになったそうです。
今年のホトトギスはのんびり屋なのかしら?
因みについ最近、知ったのですが、ホトトギスの「忍び音」というのは、ホトトギスの鳴き始めの頃の声、つまり初音の事を言うのだそうです。
童謡「夏は来ぬ」の歌詞の意味が漸く分かりました。
「卯の花の匂う垣根に
ホトトギス早も来 鳴きて
忍び音もらす夏は来ぬ」
卯の花が咲くのは旧暦四月。
つまり五月の始め頃のホトトギスの鳴き声を忍び音と言うのですね。
そしてそして、旧暦五月は卯月と言いますが、それは卯の花が咲く季節からそのように命名されたようです。
卯の花は、きっと今より親しみのあるお花だったのでしょうね。
色々と知識が繋がり嬉しい一日でした^_^
☆横浜市鶴見区
花柳もしほ日本舞踊教室☆