日がな一日…
(2020年4月12日)
長唄『外記猿』の歌詞ではありませんが、
「日がな一日、鎌を片手になぁ…」と、自粛生活の中で、雑草むしりに夢中になっています。
以前、TVで観て購入した、抜群の切れ味の「嫁戻り鎌」(※)をそろそろ追加購入しようかと、お店にお電話してみました。
何度もベルを鳴らして、漸く新潟訛りの職人さんが電話に出ました。
「今、丁度研いでたところだから」と。
その後、鎌の手入れについての説明や、嫁戻りの鎌は、全てお一人で作られていることや、特別に刈れる鎌についての話を、楽しく聞いていたら、とんでもなく長電話をしていた事に気づきました。
毎日、コロナウィルスの事で頭が一杯になっていたので、きっとそんなことは気にせず(←私の勝手なる想像ですが。)、毎日刃物に向き合う職人さんの日常に触れ、何か猛烈に救われるような気がしました。
論語の冒頭「人知れずして恨みず」(人に認められようが認められまいが、そんな事に気を留めない)という言葉が思い出され、こういう時は、「人知れずして」という生き方を見直したいものだと改めて思いました。
※「嫁戻り鎌」
一度聞いたら忘れられないネーミング!!ホームページによると
草取りばかりさせられて嫌になった嫁が里に戻った。
ところが、この鎌を手にしたら能率よく草取りができるので
また、嫁ぎ先に戻ってきた。
そのくらい切れ味抜群
軽くて疲れない
刃こぼれしない
安い)
との事。
職人さん手作りの鎌!なんと1320円!
この価格に頭が下がります。
こういうもの購入出来る事にこそ、真の喜びを感じます。
とにかくとんでもなく素晴らしい切れ味で、一番厄介な笹竹までジャリジャリと刈れる鎌です!
来週には在庫が揃うそうですので、この機会にどうぞ。
中長鋸製販
☆横浜市鶴見区
花柳もしほ日本舞踊教室☆