イースター
(2019年4月21日)
今日は、イースター。
昨日、土曜日の稽古を終えて、大急ぎで鶴見純福音教会へ。
私が子供の頃に日曜学校でお世話なった先生が、イースターのお話とイースターエッグの工作をさせて下さいました。
実は、数ヶ月前に、母の箪笥の宝箱からイースターエッグが出てきたのです。
そのイースターエッグは、今は亡き祖母が五十年以上前に作ったもの。
その話を先生にお伝えしたところ、是非作りましょう!と卵を用意して下さったのです。
祖母が洗礼を受けたのは、ガンを宣告されてからでした。
恐らくイースターエッグを描いた頃、祖母は私と同じくらいの年齢で、余命を宣告されていたと思います。
病床で、復活祭をお祝いする気持ちで絵筆を執った祖母を思いながら、同じ絵を描いてみました。
祖母の方が線に迷いがなく、字も綺麗だなぁ、などと、今迄向きあう事のなかった祖母とめぐり合うような気持ちがしました。
母も祖母ももうこの世にはおりませんが、こうやって思い続ける事が、私の中に生き続ける事であり、また次の世代に続けていく事なのだと思いました。
美人で花があったという祖母。
おばあちゃん、と呼ぶ事の出来なかった祖母。
気風の良い女性だったそうですから、きっと私が日本舞踊をお教えする事になったと聞いたら、
「それなら、ふみかちゃん、中途半端な着物を着ては駄目よ。私がいたらうんと良い着物作ってあげるのに。丈子(私の母)までこっちに連れてきちゃってごめんなさいね。」
と言ってくれているような気がしました。
巡り会う時間を作って下さった、教会の角和先生に心より御礼申し上げます。
☆横浜市鶴見区
花柳もしほ日本舞踊教室☆