第9回つぼみの会(令和7年3月29日開催)
今年も皆様のご協力により第9回目のつぼみの会を開催することができました。今年も会場は去年に引き続き川崎能楽堂での開催。照明や音源もしっかりとした本格的な舞台で、客席も充実。今年も皆が自分の力を出し切ることができたように思います。また来年は10回目の記念公演に向けて、新しいお弟子さんからベテランの方まで精一杯の踊りを披露できるように着実に一年間稽古を重ねられればと思います。

令和7年度つぼみの会の参加者の声
先生にお稽古で教えていただく中で、「あ、今回の曲は何もしないと身体的に踊りきれない、、」と早い段階で気づきました。
気持ちを曲に乗せるのが私の長年の課題でもありますが、今回は気持ち以前に身体だ、と、まず日常生活から変えていきました。
身体的に踊れるようにはなったものの、気持ちを入れられないまま仕上がった私の踊りは、”練習を見せられているみたい”とばっさり。 日本舞踊をしていて初めて悔しいという感情が湧いて来て、自然と泣きました。
教えられたことを必死に踊ることに一生懸命になっていて、楽しむことが疎かになっていたことに気付かされました。
しかし、「あ、私日本舞踊に対して涙流せるんだ」と、日本舞踊に本気で向き合えている自分自身に気づけ、なんだか少し嬉しくも感じました。
当日は今日までやって来た自分を信じることが出来、そしてなんだか楽しくて笑ってしまいそうになる程でした。この感覚は今回が初めてでした。
見に来てくださった方々が、「良い世界に出会わせてくれてありがとう」と。
それが心から嬉しかったので、少しの間自分を褒めて、また新たに日本舞踊と向き合っていきたいなと思いました。
先生、お弟子さんの皆さん、見に来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。
また今後ともよろしくお願いいたします。

今年で3回目のつぼみの会でした。毎年つぼみの会が近づくと、緊張から、出るって言わなきゃ良かったなぁと思って憂鬱な気持ちになっていました。楽しく踊らないと損だよ!と周りからのアドバイスを受け、今年のつぼみの会の課題は、楽しく踊ること、でした。当日はやはり大緊張でしたが、初っ端から失敗しそこから逆に気持ちが吹っ切れて、楽しく踊ることができました。
失敗はあれど、一年練習して来た成果を楽しく発表出来たことに大満足でした。普段お稽古では会えないお弟子さんたちとの交流もとても楽しかったです。先生、教室の皆さん、また来年もよろしくお願いします。


藤娘は歌舞伎でも多く演じられており、いつかは踊ってみたい憧れの演目でした。
しかし、自分が踊るとなると軋む音がしそうなくらい固く、藤娘の可愛さ、優雅さには程遠いものでした。どうやったら娘っぽく見えるのか?踊りで表現する難しさが課題でした。
先生が熱心にご指導くださりなんとか発表会に出られるまでになれました。
毎年緊張はしますが発表の為に一生懸命になれる機会を頂けて感謝しております。先生をはじめ、つぼみの会の皆様、支えてくださる関係者の方々、本当にありがとうございます。
二度目の「つぼみの会」の舞台。前回は初めて経験する舞台に、上手にできるかなという不安と口から心臓がでてしまいそうなくらいの緊張の中、踊ったのを覚えています。
今回は二度目ということもあり、緊張感はありつつも、日々のお稽古でもしほ先生にご指導いただいたことを思い出しながら、私なりに落ち着いて精一杯踊ることができました。
今回の「雛の宵」という演目は、舞台上にお雛様も飾られ、夢の中で女の子がひな祭りを楽しむ様子を唄ったものです。踊りの中で女の子の心情や情景が観てくださる方々に少しでも伝わるよう心がけました。
みなさまの踊りを拝見できたことも私の学びとなり、多くの方々に支えられ、この舞台に立たせていただいたことに感謝を申し上げます。 本当にありがとうございます。
