青畳
(2019年1月24日)
四月のおさらい会に向けて、畳の張り替えをしました。
前回は、十年前。
同じ畳さんが来てくださり、
「この家は、格が違うよ!こんな見事な家、今の大工では作れないよ。」と一つ一つ丁寧に説明してくれました。
畳の下の床板まで、最高の木が使われてるから、白蟻も歯が立たないのだとか。
母が生家の銀座の料亭を手放して、紆余曲折の末、手にしたこの家。
戦時中は、建てるのを中断せざるを得ず、大工さんも、この家が最後になるかもしれないという思いで建てたこの家。
母は、時々「都落ちしたわぁ。」と言っていました。
その事を、畳屋さんに話すと、
「そりゃ、何もかも格が違うんだよ!」と大笑い。
最高の褒め言葉に、嬉し涙。
「頑張って、この家、守らなきゃいけないよ!」
の言葉に、励まされました。
今は、母の遺影を前に、青畳で暫し余韻に浸っております。
☆横浜市鶴見区
花柳もしほ日本舞踊教室☆