懐かしい思い出
(2022年6月16日)
火曜日のお稽古は、はじめての方がいらっしゃいました。
お母様とお嬢様お二人で。
遠くからお車でいらしたとお聞きして、懐かしい思い出が蘇りました。
私も二十年近く前、師範の試験の為に、母の師匠の元に通っていました。
私の運転で、助手席には母がいて…。
他愛のない話をしたり、帰りは、お稽古で直して頂いた所について話したり…。
一回のお稽古は、3時間近くかかったのに、母は、ずっと正座で見守り続けてくれました。
必死だった私には、当たり前のこと、と思えた母の姿。
私には、出来ない。
母は、母の人生の最後の時間で、全ての愛情を注ぎ込んでくれたのでしょう。
試験合格後半年で天国に飛んで行きました。
私は、その母の愛情で、今も生かされています。余裕で生きています。
母は、きっと大したことをしていないと思っていたでしょう。
母は、ただ、目の前にあることを真正面から受け止めていただけと思っていたように思います。
「貴女の為にやってるのに」という恩着せがましいことなんて、一度も言わなかった。
私は、母のその愛が、どれほどまでに深かったのか証明するために、ニヤニヤと生きていこうと思っています。
…あれ?
なんでこんな長文?
そうそう、火曜日のお二人、きっと楽しくお喋りしながら帰りのドライブをなさったのでしょう^_^
お疲れさまでした!
☆横浜市鶴見区
花柳もしほ日本舞踊教室☆