小指ほどの握り寿司
(2024年9月22日)
先日、久しぶりに大切な方とお会いした。
私の母と同じ年齢になるその方は、今、義理の妹さんの介護をなさっているそうだ。
昨晩は、寝たきりの妹さんに、帆立のお刺身をうーんと薄く切って小さな握り寿司と、アスパラのステーキ巻きを作ってあげたら、とっても嬉しそうに食べたのよ!
と、仰っていた。
「なんて幸せなんだ!」と涙が溢れそうになった。
辛いことは、数え上げればキリがないはずなのに、その中で工夫して、相手を喜ばせ、そして、それによってご自分もあんなに嬉しそうに。
私も、こうでありたいと、涙を堪えながら思った。
そして、小指ほどの握り寿司もアスパラステーキもぜーったい美味しかっただろうなぁ。
と羨ましく思った。
☆横浜市鶴見区
花柳もしほ日本舞踊教室☆