今日の夢

今日、亡くなった母の夢を見た。
夢の中で、母を探しに探してへとへとになって夢から目覚めた。
目覚めて、「あぁ、お母さんはもういないんだ」と思ったら、不思議と心が落ち着いた。
この世にいると思うと、その存在を探そうと必死になってしまうが、いないと分かると、その存在に惑わされることなく、純粋に母の事を思う事が出来るという事に気づいた。
以前、NHKの『こころの時代』で、今までに何人もの方の最期を看取ってきたシスターに、アナウンサーが、「死を目の前にした人は、残されたものが悲しまないだろうか、ちゃんとやっていけるだろうか」と心配されるのではないか、と質問した。
その時、そのシスターは、「それは、思い上がりというものです」と答えた。
それから、その言葉がずっと引っかかっていたが、今日その意味が分かったように思う。
人は、その人の人生を精一杯生きれば、生を全うした後も、残されたものは、その背中を追って、決して寂しさを感じる事なく、背筋を伸ばして生きていけるだという事。
私も天の母に向かって「こっちは大丈夫だよー！」と笑顔で言えるようになりたいと思う。
☆横浜市鶴見区
     花柳もしほ日本舞踊教室☆